「おまえへの言葉が本気じゃなかったことなんて、一度もねぇよ-―」 結婚適齢期の涼子は高校の同窓会に向け「いい男をつかまえる!」と意気揚々に準備する。そんな涼子に今日も軽い口調で「結婚しよう☆」と冗談をいってくる、幼なじみで腐れ縁の隆也。美容師という仕事柄か、やたらと距離が近い隆也の軽いノリをあしらいつつ同窓会の会場に向かうと、そこでエリートへと成長した同級生と再会する。デートの約束をした涼子を「浮気だ」と攻める隆也の視線にいつもの軽さはどこにもなくて――…。私の知らない‘男の顔’。知ってしまったら、もう‘友達’には戻れない――。 ※この作品は「無敵恋愛S*girl 2016年6月号」に収録されております。重複購入にご注意下さい。