デザイナーのリウ・街田は、ある日突然、首を吊ってしまい、意識不明になってしまう。残された妻苑子(そのこ)は、いつか夫が目を覚ますことを信じて、リウ・街田ブランドの存続を決意する。しかし、デザイナーを失ったリウ・街田ブランドを存続することは一筋縄ではいかなかった。『そうよ 女は 誰だって 男の数だけ 仮面を持つわ』苑子は夫へのうしろめたさを感じながらも、様々な男を手玉に取り、リウ・街田ブランドを守り抜く。『もしも 目が覚めたら あなたは わたしのしたこと ほめてくれるかしら それとも悲しむかしら』大切な夫のブランドを守るために、大切な夫を裏切らなければならない苑子の気持ちを思うと、涙が止まりません!