悪を滅ぼすためなら、殺人をもいとわぬ刑事・台場陣!!台場の弱みを握り、僕のごとく扱う上司・平安才門!!互いを嫌悪し合う、信頼関係ゼロの二人に立ちはだかるのは戦後の歴史の闇に潜む謎の秘密結社‘44’!!その冷酷非情な秘密結社の幹部・占部が接触した相手は、かつて日本を救った悪徳刑事の相棒──現衆議院議員の清家!清廉潔白だった男が、いかなる理由で44と係わりを持つのか!?真相を探るべく、台場は予想外の手段で清家に接近した……!?一方で台場は、常に自分たちの先手を行く44に、或る疑惑を抱く。特命班の中に、44と通じる‘裏切り者’がいるのではないか!?平安と共に、スパイ狩りを開始した台場だが、意外な人物が浮上!その捜査の先に待っていたのは、あまりにも!あまりにも予想を上回る悲劇的な結末だった……!?誰が敵で誰が味方か!? 予測不能のピカレスクサスペンス第6巻!!