街で殺戮を始めた《灰色教団》のブラッドを止めるべく、ディーンはマニの制止を振り切り、ヘイダルと共に挑む。圧倒的な力で蹂躙するブラッドの前に苦戦を強いられるもベルゼビュートとマニの献身も得て、ディーンが戦況を一変。ついにヘイダルがブラッドに止めを刺すことに成功する。だが、戦いを通じ改めて己の弱さを痛感したディーンは……「俺はこの剣に見合う漢になりたい――」エッダに修行を頼み込み、己に過酷な訓練を課すのだった。忍び寄る戦いの足音に臆すること無く立ち向かうために。英雄を夢見ていただけの男はもういない――。