短い帰郷を経て、祖父から檄を受けたウィルたちは、過去の英雄の武器を手に、邪竜討伐へと歩みを進めていた。その道中、かつてエルフ達が住んでいた領域が悪魔により汚され見る影もなくなったのを目の当たりにする。ウィルはそこで彷徨えるエルフの魂に祈りを捧げ浄化。去りゆく魂が最後に危機に陥っているエルフの存在を示し――同胞を助けんとメネルを筆頭に急行、ヒュドラに苦戦するディネリンドの救出に成功する。その後、彼女の導きにより‘花の国’に立ち寄った一行は邪竜の瘴気に冒されたエルフに癒やしを施していく。そんな彼の元に、不死神スタグネイトが再び現れウィルに対し改めて邪竜討伐の無謀さを諭すが……「小説家になろう」発、王道ハイファンタジー力ある者の務めを再認識する第10巻!!