1999年7月、世界滅亡の引き金は私と私の友人だった…。鬼才・ヒロタシンタロウの初単行本は、表題作『セイキマツブルー』では紙面でも青の世界を表現!そしてpixivで公開され話題となった『怪虫の夏』も収録。【セイキマツブルー】平凡な中学生活を送る女子中学生・高坂。ある日、ふとしたことからクラスメート・遠峰がいじめられている現場に居合わせてしまう。しかし彼女に見えたものは、いじめだけではなく奇妙な形をした怪獣・大王だった。自分は関わり合いになる必要はないと考えつつも、高坂はいじめを見逃すことができず、遠峰に救いの手を伸ばしていく…。成長していく恐怖の大王、そして二人の未来の先にあるのは…。【怪虫の夏】恋人の変わり果てた虫の姿にも関わらず、愛情を注ぎ続ける女子高生・かな子。元に戻す方法を探りながらも二人は愛を育んでいく。しかし徐々に心を失っていった恋人は、あることからかな子を裏切ってしまう…。