ずっと前から運命(さだめ)られていた恋──…。 幼少期を過ごした田舎に戻り、小学校の教師として働くことになった環。片想い相手である幼馴染の毅彦は、同じく幼馴染の桜織と結婚していたが、想い続けることだけは許してほしいと叶わぬ恋心を胸に秘めたまま過ごしていた。そんな環の目の前に突然、「俺の嫁になれ」と言う男が現れる。 なんとその男は……神様!? 昔、「十代先の子供を嫁に差し出す」と環の先祖と約束を交わし、その‘十代先の子供’こそが環なのだという。先祖との約束通り、環を嫁にしようとする神様との不思議な同居生活が始まるが──…?