蕩けるような主従の交わり、悦楽の夜――甘ったるい、アメリカンゲイポルノの傑作、合本後編!無骨な男の肉体に魅入られた≪彼≫は、夜になるたびに、自らのすぼまりを押し広げて見せ、従者を誘惑するのだ。繋がった肉体の、締め付けの硬さに驚くほど不慣れだった従者もやがて、男同士の性交に慣れ、拒絶していた執拗な、≪彼≫の口淫にも悦ぶようになるが――春が近づき、雪が溶け……。あまりにも身分の違う≪彼≫は、刻々と近づく、従者との別離の日に怯えるのだった。「おまえの献身は、私を惨めな気持ちにするだけだ」原著もまるごと完全収録! 日本語版未収録イラストも収録!