1987年に生まれたスポーツ「サイクルバギー」はバトルクロスBMXやクロスカントリーの発展形。三輪自転車で山野の走行を競う。主人公の生沢進は友人たちとサイクルバギーを楽しんでいたが、ある日車道に飛び出してタクシーと衝突事故を起こす。乗客であった世野中成金はサイクルバギー協会の会長で、事故の修理代として100万円を貸してくれた。その返済は、自身が主催する「バトルクロス地獄谷サバイバルレース」の賞金で返せと言う。世野中会長の手下の妨害にも負けず、生沢進は見事に優勝して借金返済。ヒーローとなった生沢進は、BMXからサイクルバギーに転向した風子光に挑まれてライバルとなる。実力をつけた生沢進は、世界バトルキッズ出場選手の候補として協会合宿に参加して、ここでも陰湿な妨害にめげず最終候補に勝ち残ってゆく。