【ラピスラズリの約束7話から12話までを収録した合本版、下巻】男の性に値段をつける――…売り専バー『ラピスラズリ』。ボーイの真理は、行為のあと鏡に映った自らの姿を見て妖しく微笑む。‘酷くしてくれること’を条件に女装をして客をとり、過激な行為を繰り返した白い肌には生々しくいくつもの傷跡が残っていた。だがある日、そんな真理のもとに客として現れたのは、虫も殺せないような顔と雰囲気を持った男、草鹿将秀だった。互いを知るほどに惹かれ近づいていったふたりの距離。だが草鹿のあずかり知らぬところで見合いの話が進んでいて…? 歪んだ愛に翻弄される草鹿と真理。それぞれの‘願い’がもたらす結末とは――!? ※表紙以外は書籍版とほぼ同一内容です。