消火活動だけが消防の仕事ではない!!火災現場に残された僅かな手がかりから出火原因のみならず、愛憎、恨み、衝動…人生の影をも焙り出す男たちがいる。それが火災調査官!!!主人公・紅蓮次郎は、灰掻き屋などと揶揄されながらも、いくつもの謎を解き明かす炎のプロファイラー。普段はなんだか惚けているものの、いざと言う時には頼りになるなんだか憎めないキャラクター。そして、脇を固めるのは紅の部下・白井勇一と眉村刑事。二人とも、紅の予測のつかない行動に翻弄されながらも、その推理力の高さを認めている。この3人のコミカルな会話もこの作品の魅力の一つ。灰の中に眠る真実を呼び覚ます、比類なき炎のミステリーがここに。