自信家で物言いのきつい、少し強引な文学学生マットと、内気で人付き合いの苦手な男やもめ小説家、イーサン。イーサンは交通事故で亡くした妻と娘を作品に閉じ込め、その偏執的な雰囲気のせいで売れなくなってしまった小説にしがみつき捗らない執筆を続けていた。仕事仲間のエリックに進められて散歩に出たある日、とある古本屋でマットと名乗る青年と出会う。「過去に縋り続ける今のあなたは、尊敬できない」マットの言葉に思い悩み、過去から抜け出す方法を尋ねるイーサン。マットはそんなイーサンを外へ連れ出し、凍りついた心を少しずつ、時には強引に、時には優しく溶かしていく。■少し切なく、大人な雰囲気なラブストーリーです。※描き下ろし