何か問題を抱えた人間や人ならざる者たちが訪れる宿「叢雲屋」。<br />宿代として支払うものは自身の「秘密」。<br />ある日、大将は「叢雲屋」の地下にある「秘密の灯火」の部屋の掃除を手伝ってほしいと蜘蛛と蝶に言い出し…。<br />見届けましょう、流転する想いと魂の往く末を――…。<br />