これほど自分だけが絶対と信じる人々はかつていなかった。<br />ロシアの国民的作家、ドストエフスキーが描いた、「現代の預言書」とも呼ばれる文学の最高峰を漫画化! 頭脳明晰な青年ラスコリニコフは独自の倫理観に基づき、強欲な金貸しの老婆を殺害し、目撃者のその妹まで殺してしまう。<br />想定外の事故、良心の阿責、警察の捜査の影に怯え始めるラスコリニコフ。<br />自首か、逃亡か。<br />娼婦ソーニャの生き方に心を打たれた彼の選んだ結末は……?