俺は美の女神を膝に座らせた──早熟の天才が放つ異色の傑作詩集 19世紀半ば、普仏戦争直後のパリ。<br />詩人を目指してやってきたランボーは、弟子入りしたヴェルレーヌとの禁断の恋に、いつしか身を焦がしていく。<br />しかし家庭を捨てきれないヴェルレーヌとのすれ違いは次第に埋めがたいものとなり、ランボーはついにヴェルレーヌとの、そして詩との別れに直面する……。<br />彗星のごとく駆け抜けた若き天才の非凡な自伝にして、文学史上に燦然と輝く傑作詩集。<br />