道の道とすべきは常に道に非ず―。<br /> 私たち日本人の意識と体はこの本によって開かれた―。<br />「道」のなかに込められた思想とは?『論語』と並ぶ、中国の代表的な古典『老子』。<br />その根幹にある無為自然の思想は「あるがままに暮らすべき」という教えだが、欲による利益闘争が激化する昨今、どのようにすれば「あるがまま」の生き方ができるのか?長い中国の歴史のなかで育まれ、人々が平安に暮らすべくあみ出された「道」の思想を、現代社会と照らし合わせて漫画化。<br />