縁切り屋を営む薫の元に、一件の依頼が舞い込む。<br />それは、ストーカーに困っているサラリーマン・原からのものだった。<br />はじめは薫の話を信じきれない様子の原だったが、気づけば好意を寄せてくるようになっていた。<br />しかし、縁を切る能力と引き換えに自身の赤い糸が存在しない薫は、原と結ばれることはないと彼の告白を拒絶するが――…。<br /> 【運命じゃなくたってかまわない――…】