ここ数日、老舗ホテル『宮』は、特別大切なVIP客である高蔵を迎える準備で大わらわ。<br />そんな中、客室の最終点検を任された土岐は、たまった疲れからうっかりベッドでうたた寝をしてしまう。<br />それを見つけたのは、あろうことか高蔵本人…! 慌てふためく土岐に対し、高蔵は不機嫌になるどころかむしろ満足そうに微笑む。<br />そして土岐に近づくと、突然唇を奪って──!?