僧侶の光珠は、ある男の世話役を命じられた。<br />‘京より参られたお客人’───その名を、十条春磨。<br />政変によって都を追放された7人の公卿のうちの1人で、倖福寺が彼をかくまうことになったのだった。<br />その雅びやかで雄々しい姿に目を奪われる光珠。<br />奔放な彼に振り回されながらも、光珠は秘めた想いを抱くようになり…。<br />身分違いの恋の行方は───!?