言葉にしなくても、クラスメイトの雲居が何故か気持ちを察してくれるのを不思議に感じていたある日、高木は彼の家で一枚の似顔絵を見つける。<br />ただのイタズラ描きだと雲居は言うが、それは彼が知るはずもない6年前に他界した最愛の兄の顔だった…『空から降るもの』ほか、高校時代、繊細な少年たちの想いを描く読切7編に、表題作の番外編やショート漫画も描き下ろし! 静かに熱く、でもさわやかに語る、せのおワールド全開の1冊。<br />