父の死後、華美な社交界とは無縁と本の世界へ没頭するペネロピ。<br />そんな彼女を見かねた兄は、唯一の楽しみである読書を禁じてしまった! 兄に遺産を管理されている以上、好きに使うことはできない……そうだわ、私の好きに読書させてくれる夫を雇えばいいのよ! こうして夫探しの旅に出たペネロピの馬車に飛び込んできたのは、酩酊状態の男性。<br />身なりよし、顔も――文句なしに美しいわ。<br />これはまたとないチャンスと婚姻関係を結ぶも、なんと彼は公爵で…!?