度重なる誤解をといて、ようやく結ばれたソフィーとキット。<br />だが、軍の赴任地から久しぶりに戻った彼は、相変わらず愛を交わすときには情熱的だけれども、以前のキットとは別人のように陰鬱な雰囲気を漂わせていた…。<br />思いわずらうソフィーだったが、キットからのプロポーズと実母にともに会いに行ってほしいという言葉で、この上ない幸せに包まれていた。<br />――しかし、ソフィーは知らなかった。<br />キットが決して人には言えない重大な秘密を抱えていることを…。<br />