まるでお伽噺みたいだわ――。<br />パリのムーラン・ルージュで出会った異国の皇太子ナディールと、ひと目で恋に落ちたイモジェン。<br />情熱的に愛しあい、やがて子供を授かるが、妊娠を告げるとナディールは耳を疑うほど冷酷な言葉を突きつけた! 絶望し彼のもとを去った1年5か月後…イモジェンの前にふたたびナディールが現れる。<br />彼女の腕のなかの幼子を見るなり、彼は「僕から娘を奪った罰は受けてもらうぞ」と告げイモジェンを母国バカーンへとつれさって!?