グレースは保安官の職を辞し、新たな人生を歩むつもりだった。<br />しかし任務最後の夜、彼女は記憶喪失に陥った男性を保護してしまう。<br />何か思い出そうとするたび頭痛に襲われる彼をほっておけず、献身的に世話をするうち、特別な想いが芽生えはじめる――ところが、身元調査の末、彼の正体はとてつもない大富豪実業家だったことが判明する。<br />それでもグレースは、いまだ記憶の戻らない彼を支えつづけることにする。<br />記憶が戻った瞬間、自分は‘用済み’になると知りながら…。<br />