罪作りな御曹司
パーティー会場で、アダムは華やかに着飾った秘書レイニーを見かけた。
彼の知る彼女は控えめで清楚だったはずなのに。
しまも隣にいるのは、悪名轟く高利貸しだ。
翌日の朝、会社で顔を合わせた彼女は、いつものようにだぶついたスーツに、ひっつめ髪。
不思議なのはパーティーでは鮮やかな緑色だった彼女の瞳が地味な茶色になっていること。
2年間、一緒に働いた‘完璧な秘書’の、まるで知らなかった女の顔を知り、好奇心に火がついた。
週末の出張への同行を命じ――。
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