父は行方不明、貯金も底をつき、さらに火事に見舞われて、サブリナは代々受け継いできた屋敷の売却を決意した。<br />そんな時、意外な人物が屋敷を訪ねてきた。<br />クルス・デルガド! かつて父に雇われていた貧しい青年は仕事で成功を収め、大富豪として名を馳せていた。<br />10年前、ふたりは恋人同士だったが、今ではすっかり立場が逆転していた。<br />サブリナの窮状を聞き、クルスはすぐに資金援助を申し出た。<br />彼女が半年間の愛人契約に従うなら、という非情な条件つきで。<br />