クリスマスの夜、宿り木の下で社長ケイブから頬にキスされて以来、秘書ダネッタの胸にはくすぐったいような気持ちがうずいていた。<br />独身主義でプレイボーイの彼にとって、男性経験がなくお堅い自分はお子様同様。<br />お互いに恋人としては対象外のはずだった。<br />仕事をしていても口をひらけば喧嘩ばかりなのにある日、彼は突然「君がほかの男のデートを断るのは僕に憧れているからか?」と言いだす。<br />慌てて否定する彼女だったが、赤く染まった顔は正直で…。<br />