「憧れのヨーロッパの王国で家庭教師として働くですって!」ほのかな期待を胸に王国へと旅立ったアニーは列車の中でどこか気品の漂う男性と出会う。<br />しかし、子供の教育問題について激しい口論になり、気まずい別れをすることに…。<br />恋の予感なんて、わたしの柄じゃないわね。<br />黒塗りのリムジンで迎えられ、到着したのは丘の上にある本物の宮殿。<br />わたしが王女さまたちの家庭教師になるなんて! しかも、雇い主であるヨハン大公は、電車で会った素敵な彼で…!?