秘書のジェイミーは、デスクに届けられた薔薇の花束に喜びを隠せなかった。<br />ついに私にもロマンスが訪れたんだわ! けれど、彼女には薔薇の送り主である‘ひそかな崇拝者’に心当たりはない。<br />もしかしてマイケル? しかし、仕事人間のボスがこんな気の利いたことするかしら。<br />ちょうどやってきたマイケルいわく、たぶん彼の共同経営者からの求愛だという。<br />ふたりを応援すると言う彼を、ジェイミーは切ない思いで見つめた。<br />本当はあなたに振り向いてもらいたいのに――!