16歳の孤児マリアンは後見人カーステアズから、突然さる貴族のもとで暮らすようにと告げられた。<br />マリアンは相手が親切な老紳士にちがいないと思いこむ。<br />しかし彼女を迎え入れたデズモンド卿は、まさに略奪者という言葉がぴったりの野性的な若い男だった。<br />なんと彼はポーカーでカーステアズと勝負し、マリアンの‘後見人’の権利を勝ち取ったのだ。<br />しかも彼女を高級娼婦だと信じ、さっそく寝室へいざなった。<br />なぜこんなことに…。<br />男の腕の中で、マリアンは運命を呪った。<br />