タキシード姿のネイトに一瞬で心奪われ、情熱を交わしたテスは6週間後、彼のオフィスにいた。<br />夢のような一夜で授かった命を彼に伝えたい──だが、彼は「父親は僕ではない」と冷たい言葉を投げつけた。<br />信じがたい態度に傷ついたテスはあの夜を後悔し、途方に暮れる。<br />しかし不意に家に現れたネイトは再び彼女を激しく求め、テスもまた応えてしまいそうになる。<br />いいえ、情事の相手になってはだめ。<br />彼女は胸の痛みをこらえ、妊娠は間違いだったと嘘をつく…。<br />