日陰の乙女の身代わり婚
王女でありながら、クレシダは不幸な娘だった。
不義の子として父王に疎まれ、華やかな姉たちの陰で目立たぬように生きてきたのだ。
そんなある日、縁談が舞い込む。
父からの初めての頼みにクレシダは喜ぶが、相手のシーク・ハリルは経済援助だけが目的の冷血漢だ。
結婚後は一切自由などなくなるだろう。
その前に一晩だけ冒険がしたくて、クレシダはロンドンの高級クラブを訪れる。
まさかそこで、シーク・ハリル本人と情熱的な口づけを交わすとは夢にも思わずに…。
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