灰かぶりの純情
かつての恋人ダニールが突然目の前に現れ、メイソンは息をのんだ。
砂漠の国の皇太子は以前よりいっそう魅力的で威厳に満ちている。
10年前のあの夜、ひと目で恋に落ちた。
そして授かった命は失われ…私は絶望し、別れを決意したのに。
彼はメイソンに自国のパーティーへの出席を促すため訪れたのだった。
借金を肩代わりするという条件に逆らえないメイソンは、意識を切り替えた。
むしろこれはいい機会なのかもしれない。
10年間、秘めつづけた思いに終止符を打つために。
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