豊かになった時代の中で「飢え」に苛まれる現代人の姿を様々な角度から描く、なかのゆみ作品集第2巻。<br />良い子の評価の裏で自分の価値を見出せずに食べ吐きを繰り返す「とがった月」、ネグレクトで食物を与えられず窃盗に走った経験からの脱却「想い残し」、親の一方的な愛情の押し付けからパニック障害を起こす「マイナスの愛情」等、心と体の飢餓に焦点を当てます。<br />