時は大正。<br />生まれつき盲目の少女・夕里には、ものを透視したり未来を予知できる‘千里眼’という特殊能力があった。<br />夕里は大病院の息子・隆太郎と、貿易商の息子・寿樹に出会い、友情が芽生えるが、身分の差が彼女を悩ませる。<br />夕里が幼いころから見ていた「黒い海」の映像は、日に日にリアルになっていき……。<br />