奈良県の山奥・東吉野村で暮らす14歳の少女・海青子。<br />仕事も恋人もすべてを捨て、東京を脱出してきた20代の青年・祐。<br />東京の生活には無かった大地の恵み、手料理のぬくもりに触れた祐は、海青子や村の人たちに支えもあり徐々に村の住人として馴染んでいく。<br />不便だが穏やかな田舎の暮らしの中で、祐と海青子は、ゆっくり心を通わせていく――。<br />