灼熱の暑さの中、17歳のオサムが迷い込んだのは、人けのない異様な村だった。<br />唯一つながったのは、兄・ススムとの携帯メッセージのみ。<br />夕暮れを知らせる音楽とともに、村は水の中に沈んでゆく! 慌てて高台に逃げたオサムが見たのは、頭に紙袋をかぶって徘徊する不気味な人影だった。<br />ここは、いったいどこ? 僕はこの村から脱出できるのーー!?