「私たち、死んだら電気になるんでしょう?」ハートフルSFジュブナイル開演! かつて、医師のダンカン・マクドゥーガルは一つの説を唱えた。<br />「魂の重さは21g」だと。<br />長年根拠のない空論とされてきたその説は、数十年の時を経て大きく飛躍した。<br />死後、人体から未知の気体が放出されることが、科学技術の発展により発見されたのだ。<br />少量ながら安定したエネルギーを有するそれは、発電に利用できることが判明し、人類の生活に革命をもたらすことになったのだが…。<br />