小さな田舎町。<br />厳格な家庭で育ったおとなしい一臣と自由奔放で楽天家の祐は恋人同士。<br />夢のために上京することを決意した祐は一臣に「一緒に行こう」と手を差し出した。<br />しかし、家業や世間体を気にする一臣は、その手をつかめずにいた…。<br />足踏みをしている間に、祐は一臣を置いて先へ行ってしまう――。<br />表題作[星のさきまで駆けてゆく]ほか、あふれだす想いを恋に変える5つの物語を1冊に。<br />