時は大正。<br /> 十六夜(いざよい)家の令嬢・心(こころ)には非常に嬉しくない特技があった。<br /> それは「変態を異常にひきつける」こと。<br /> 幼少期から波乱万丈の人生を歩んできた彼女は、齢十七にして普通の人生を諦める境地に達していた。<br /> そんな心に訪れる、ある衝撃的な出会い― ぺぷが描く普通じゃない男女の普通じゃない愛の物語。<br />