盲目少女は森に通う。<br />「旅人だ」という‘人物’の、楽しいお話を聞きに。<br />その相手が人間と仲良くなりたくも醜い体をを隠すため人里離れ、独り、淋しく暮らす「怪物の女」だとは知ることもできず。<br />怪物は、毎日少女のことを考える──。<br />「目が見えるようになってほしい」「見えるようになったら、この姿を知られてしまうのに?」盲目少女と怪物少女。<br />二人の未来を今、手探りで探し始めたところ。<br />