『ここは少年の堕ちる場所』とある国のとある時代。<br />ここでは莫大な税金を納められない国民は『メリー』という層に堕ち、娼夫としての労働を余儀なくされていた。<br />さらに25歳を迎えるまでにパトロンを見つけられない場合、永遠に地上に戻ることができなくなってしまうという。<br />閉鎖された世界で、一縷の望みに縋る彼らに幸福は訪れるのだろうか…? これはそんな街に暮らす、飛べない雛鳥たちの物語――。<br />