高校入学以降ちとせと会っていた冬歌は、冬歌ではなく、その双子の妹・皐朱夏だった。<br />そして、当の冬歌は昨年亡くなっているという事実が、傷心のちとせに降りかかる。<br />恋した相手の死と向き合い、恋した相手と同じ顔をした少女を前にして、ちとせは何を想うのか……。<br />北の大地で巻き起こる少女たちの群像劇、堂々完結。<br />