高校生の祐司は、ある目的のため花屋で働く芦川義昭の元に通っている。<br /> 義昭には昔、事故で亡くした恋人がおり、月日が経った今でも、線香をあげ続けている。<br /> 祐司は新しい恋をしろと言うが、義昭は今もその恋人を想い続けていて――。<br /> 青春と死が共鳴する鮮烈な物語。<br />