人間に紛れて暮らしながら、托卵によって繁殖するカッコウにはオスの個体しかいない。<br />その中で唯一産める「祖体」として生まれた桐矢は、同族からも狙われていた。<br />泉水の友人である松葉組の若頭・鷹介の別荘にて匿われることになる。<br />鷹介を‘唯一背中を預けることのできる存在’だと語る泉水の姿に桐矢は、自分が泉水のことを何も知らないことに気が付き…。<br />怒涛の展開から目が離せない、最終巻!