大正九年、帝国大学に合格した深作清は貸家に向かう途中、道に迷い尾崎と名乗る男と出会う。<br />大きな屋敷に住む尾崎は清がお金に困っていると悟り、屋敷に迎え入れた。<br />しかし尾崎には秘密があった。<br />それは自分が人に化けた妖狐であること、そして清の祖父・清史郎への 恩返しのために清を迎え入れたということだった。<br />隠し事がある中、二人の共同生活は続いていき――。<br />【描き下ろし11Pあり】