やわらかな命日
「なあんでハムスターなんて持ってくるかなあ。
どうせすぐ死ぬのに。
」小学生のころ、周りに合わせたつもりで言った言葉。
何かを間違ってしまった気がして、ずっと心のどこかに刺さっている。
そんな違和感も見ないようにすればいつかは消える…そう思っていたある日、かつての同級生・更紗が現れて「死んだから、ハムスター。
」と告げられた。
過去を弔うことで前に歩いていく少女たちを描いた表題作の「やわらかな命日」他、不戦敗な想いを抱き続ける少女の話「うたかた戦争」、初公開の百合姫コミック大賞 翡翠賞受賞作「まだ春じゃないのに」など、6つの物語を収録。
ほろ苦くて優しい、切実な少女たちの物語。
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