今よりもっと機械が身近になったある時代――工学博士の道をあきらめたナオキはロボット専門の廃棄物処理場で働いていた。<br />役目を終えた彼らを一人見送る毎日を過ごしていたナオキだったが、ある日溶融炉に身を投げ出す少年を目撃してしまい……。<br />失った青年と持たない少年、足りない二人が巡るセンチメンタルデイズ。<br />