「恋なんてワガママだ――」中3の冬、吉野奏は幼馴染の夏花と同じ高校への進学が決まっていた。<br />合格を祝い星を見にいった夜のこと、夏花から突然キスをされ「ずっと前から親友とは思ってない」と告げられる。<br />それが二人の別れのはじまりだった――。<br />高3になった奏は、アメリカに行ってしまった夏花に返事のこない一方的なメールを送り続けている。<br />そんなある日、学校で夏花に似た夜間部の生徒を見かけ――。<br />