一級建築士の久我は、工務店で働く作業着の若者・中川になぜか懐かれた。<br />ぽわわんで天真爛漫な中川は、ことあるごとに「久我さ?ん」とやってくる。<br />じっ…とまあるい目で見つめてきたり、時にはほにゃ…と笑ったり。<br />素直な彼の瞳にふと見つめられた時、つい吸い寄せられるようにキスを――…。<br />ヤバイ、こんな天然純粋培養に、本気になってしまったかもしれない――。<br />